図の挿入(PostScriptファイルの取り込み)
イメージファイルの準備
- TeXにいれたい画像ファイルをパソコンでTIFFまたはGIF形式で保存しておきます。
- FTPなどでUnix上に画像ファイルをバイナリ転送します。
- xvの使える環境で、画像ファイルを開きます。このときイメージのサイズなどを設定する画面が出ますので、ここで調節もできます。
- 色をgray scale、拡張子を.epsとしてPostScript形式で保存します。
TeXのコマンド
準備したイメージ(例えば、figure.eps)をTeXに貼るには以下のようします。
\documentstyle[epsf]{j-article} \begin{document} \begin{figure}[htbp] \begin{center} \epsfile{file=figure.eps,scale=0.5} \caption{EPS-Sample} \label{Sample} \end{center} \end{figure}% \end{document}
\documentstyle
のoptionにepsf
を指定する。- イメージを入れたい場所に
\epsfile{file=pscope.eps,scale=0.5}
のように書き込み、イメージを貼ります。
scale
はTeX上でのイメージの大きさを指定するもので、この場合は元のイメージの50%となります。
この他にもheight
とwidth
でイメージの高さと幅を指定できます。
\epsfile{file=figure.eps,height=5cm,width=8cm}
\begin{figure}
の後の[htbp]
は図の出力する優先順位を指定するコマンドです。h
はその場所に、t
はページの上に、b
はページの下に、p
は次のページに図を出力せよ、ということです。
しかし、これを指定しても図が思わぬ所へ飛ばされてしまうこともあります。- 空きすぎのページができないように、最適な位置に図が移動します。
- 図の番号付けと管理を自動的に行ってくれます。例えば、本文中に
図 \ref{Sample}参照(\pageref{Sample} ページ)
のように引用することができます。 - 図題は
\caption{ }
に書きます。