表の挿入

TeXで表を作成するには手間がかかります。これも図のように表の大きさ分のスペースをあけて、他のソフトを使用して作成した表をはさみとのりを使って張り付ける方法が一番簡単です。簡単な表ならばエディタで入力することも可能でしょう。ここでは簡単な例をあげて説明します。

表の例

上記のような表を出力するには、次のように入力します。

\begin{table}[htbp]
  \begin{center}
    \caption{我が国におけるバナナはおやつにはいるかどうかの推移\\
    (日本バナナ研究所調べ・数字は%である。)}
      \begin{tabular}{c|c|c} \hline
        年代 &入る &入らない \\ \hline
        1970 & 87  & 12 \\
        1975 & 72  & 25 \\
        1980 & 53  & 42 \\
        1985 & 26  & 71 \\
        1990 & 27  & 70 \\ \hline
      \end{tabular}
    \label{バナナ}
  \end{center}
\end{table}%

上記のように表を作成すると以下のようになります。

  • \begin{table}の後の[htbp]は表の出力する優先順位を指定するコマンドです。hはその場所に、tはページの上に、bはページの下に、pは次のページに表を出力せよ、ということです。
    ただし、これを指定しても表が思わぬ所へ飛ばされてしまうこともあります。
  • \begin{tabular}{c|c|c} \hlineのように{c|c|c}の中で指定するものは、表の中の文字を左に寄せる(l)、真ん中に寄せる(c)、右に寄せる(r)となり、|は縦罫線の指定です。横罫線の指定には\hlineを使います。
  • 空きすぎのページができないように、最適な位置に表が移動します。
  • 表の番号付けと管理を自動的に行ってくれます。例えば、本文中に表 \ref{バナナ}参照(\pageref{バナナ} ページ)のように引用することができます。
  • 表題は\caption{ }に書きます。

おすすめの書籍

[改訂第6版] LaTeX2ε美文書作成入門

[改訂第6版] LaTeX2ε美文書作成入門

概要・目次・電子書籍版の購入は、gihyo.jp から。