[Windows 10] HP Compaq Pro 6300 SFF OS install, BIOS and Firmware update
中古で購入した HP Pro 6300 SFF に Windows 10 Pro をクリーンインストールし、BIOS と ファームウェアのアップデートを行います。
下記の続きです。
Contents
USB 2.0 メモリを用意する
先日のエントリーで用意した USB 2.0 メモリを用意します。
SanDisk USBメモリ 16GB USB 2.0 Cruzer Spark 約600円。
クリーンインストールのためのインストールメディア作成に利用します。
16 GB 以上、USB 2.0 を強くおすすめします。
Windows 10 のプロダクト ID を確認する
元のディスクに繋ぎ戻し、起動します。
システムの情報からWindows 10 のプロダクト ID を確認します。
増設したハードウェアの確認も確認しておきましょう。
メモリが認識されていることも分かります。
グラフィックカードのドライバも、ネットワークに繋いでしばらくすると自動でインストールされる事を確認しました。
インストールメディア作成
インストールメディアを作成します。
まず USB メモリを接続詞、FAT32 でフォーマットします。
次に公式サポートの下記リンクから、USB メモリを対象に選択してメディアを作成します。
リカバリドライブを作成したい場合は、下記にも情報があります。
OS クリーンインストール
システムを終了して電源を切った後、あたらしいドライブ(SSD)に接続し直します。
USB メモリを接続したまま、起動します。
インストール画面に到達したら、控えていたプロダクト ID を利用してインストールを完了させましょう。
主なステップは以下の通りです。
- プロダクト ID を入力する
- カスタム: Windows のみをインストールする
- (必要であれば)パーティションを削除、もしくはフォーマットする
- (再起動画面が現れたら)USB メモリを引き抜き再起動する
なお、インストール画面が表示されない場合は、ブートの優先順位を「USB ハードディスク >ハードディスク」となるよう BIOS 画面で変更します。
この機種は「esc キー」で BIOS を呼び出せます。
再起動後は、Windows update やドライバアップデートを行って終了です。
BIOS と ファームウェアのアップデート
システム BIOS
再起動を行い「esc キー」で BIOS を呼び出します。
「F10 キー」を押します。
「System Information」を確認します。
システム BIOS は「K01 V02.05」となっています。
再び Windows 10 を起動するか、他の PC を利用してカスタマーサポートページを表示します。
「ソフトウェアおよびドライバー > BIOS」を確認します。
「K01 BIOS 2.90 Rev. A」が最新です。
これを USB メモリにインストールします。
再び BIOS 画面を呼び出し「Flash System Rom」から USB メモリを選択し、BIOS をアップデートします。
MEファームウェア
少し前に大騒ぎになったインテルの脆弱性を「Intel-SA-00086 検出ツール」でチェックします。
未対応な状態であることが検出されたので、ページ内のリンクからアップデートを入手、実行します。
以上を実行後、BIOS と ファームウェアは以下のようになりました。
おつかれさまでした。。。
トラブルシューティング
上記では、すんなりクリーンインストールできた体で書いていますが、インストールメディア、回復ドライブまわりでかなり手間取りました。
「PC を初期状態に戻すときに問題が発生しました」
「0x80042405-0xA001B」
エラー時に表示される情報が少なすぎて、どこで問題が起きているのか分からない。
公式の情報が見当たらない。
検索するとサードパーティのツールを使って移行したユーザーばかり。
やっとそれらしい情報を見つけたのはこちら。
USB 2.0 規格 USB フラッシュメモリーのご使用を推奨
回復ドライブは、USB 2.0 規格 USB フラッシュメモリーのご使用を推奨します。 一部の USB 3.0 規格の USB フラッシュメモリーを USB 3.0 ポートに接続しシステム復元等を行った場合、 USB フラッシュメモリー内に復元を試みて失敗する事例が報告されています。
当初用意していた USB メモリが 3.0 だったので、2.0 も用意してポートやメモリをいろいろ変えながら試してやっとクリーンインストール完了。
インストールメディア、回復ドライブが正常に作成できているように見えるのに、実行時にエラーが出るのはおかしいと思う。
作成時に警告なりエラーを出して欲しいのだけど。
所感
(Apple の Time Machine にどっぷりなので)クリーンインストールや回復ディスクの作成と復元に手間がかかる、信頼性に疑問がある点は仕事で使うにはつらいところ。
Windows 10 について知らないので解決策あるのかも知れませんが、バックアップも含めて考えないといけないのがめんどくさい。
また、リファービッシュ的に売られている中古 Windows PC で 脆弱性が放置されていたと言うことが、個人的にはかなりショッキングでした。
苦手な方はできないと思う。